宮城教育大学

最終更新日:2022-06-21

設置形態 国立大学 入り口は全面ガラスの自動扉。
しょうがい学生支援室入り口
所在地 〒980-0845 宮城県 仙台市青葉区荒巻字青葉149
担当部署 しょうがい学生支援室
Web サイト http://shienshitu.miyakyo-u.ac.jp/
学生数 約1,549名 キャンパス数 1箇所
学部生 約1,456名 学部数 1学部
大学院生 約93名 通信教育課程 なし
専攻科 なし
メッセージ 支援を利用する学生さんの希望により、支援対応を開始します。充実した大学生活を創りあげてください!

聴覚障害学生に対して提供しているサービス

支援実績あり
支援実績なし
不明
非公開
手書きノートテイク
パソコンノートテイク
手話通訳
記録用ノートテイク
ビデオ教材への字幕挿入
補聴援助機器の利用
座席の配慮
録音の許可
配慮依頼文書の配布
式典等での情報保障
その他 遠隔情報保障、音声認識を用いた情報保障、音声を用いる講義・試験への配慮

聴覚障害学生の受け入れ実績

課程別
受け入れ実績あり
受け入れ実績なし
不明
該当なしまたは非公開
学部
大学院(修士)
大学院(博士)
通信教育課程
専攻科
科目等履修生
聴講生
留学生
その他
学問分野別
受け入れ実績あり
受け入れ実績なし
不明
該当なしまたは非公開
人文科学
社会科学
理学
工学
農学
保健(医歯学)
保健(医歯学除く)
商船
家政
教育
芸術
その他

入学試験上の配慮

補聴器の持参使用
座席の配慮
注意事項の文書による伝達
手話通訳者の配置 可 (面接時のみ可)
リスニング試験の取り扱い 個別入試:該当せず。
その他

手書きノートテイク

方法 学内でボランティアの学生を養成して授業に配置している
利用学生数 4 名 (学部生 4 名/大学院生 0 名)
支援者数 52 名 (学生 52 名/外部 0 名)
謝礼金 なし (金額: )
養成・研修 あり/学生による運営スタッフが、初心者対象の養成講座を開催する他、練習会や関係学生との交流会を定期的に開催している。
備考

パソコンノートテイク

方法 専用ソフトを用いて支援学生が連係入力を行っている
利用学生数 4 名 (学部生 4 名/大学院生 0 名)
支援者数 89 名 (学生 89 名/外部 0 名)
謝礼金 なし (金額: )
養成・研修 あり/支援室職員によるパソコンノートテイクの養成講座を開催している。また、学生運営スタッフが練習会や関係学生との交流会等を定期的に開催している。
備考 手書きノートテイクの登録をした学生を対象に、パソコンノートテイクの支援者養成を行っている。
2020・2021年度はオンライン授業で遠隔パソコンノートテイクが主な情報保障の手段のため、特例的にまずパソコンノートテイクの養成講座を受講してもらった。
2022年度は対面授業が多く行われるようになったが、感染症拡大防止のためにパソコンノートテイクで対応しているため、先にパソコンノートテイク養成講座を受講してもらっている。

手話通訳

方法 外部機関に依頼して手話通訳者の派遣を受けている
※備考:入学式などの式典や学内行事、卒業論文発表会への派遣
利用学生数 3 名 (学部生 3 名/大学院生 0 名)
支援者数 0 名 (学生 0 名/外部 0 名)
謝礼金 あり (金額: 外部機関の規定する額)
養成・研修 なし
備考 外部機関の手話通訳者に対して、高等教育場面における手話通訳の特徴を示したり、利用学生個人との打ち合わせや振り返りを行う。

その他の支援(聴覚障害学生)

ビデオ教材への字幕挿入 あり/学内の講義やオンデマンド講義で使用する映像物に字幕をつける。作業期間として1か月前の申し込みとしている。
補聴援助機器の利用 あり/補聴援助機器の貸し出しを行っている。
座席の配慮 あり
配慮依頼文書の配布 あり/前後期の開始に伴い、大学から授業担当の教員へ配慮依頼文書を提供する。また、学生個人の依頼文書作成の相談、作成支援を行っている。
式典等での情報保障 あり/手話通訳、文字通訳(スクリーン表示)を準備。

支援事例

  • 学外での実習等における支援
  • 遠隔情報保障技術を用いた支援
遠隔情報保障技術を活用した支援事例
①オンライン授業における事例
新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年度からオンライン授業が加わったことに伴い、リアルタイム配信で行われる講義においては、T-TAC Captionを使った遠隔パソコンノートテイクの方法で情報保障を行っている。ノートテイクを担当する学生は、自宅から入力を行うこともできるようになった。

②教育実習における事例
教育実習では講話や研究討議、反省会などにおいて、情報保障を活用している。普段、大学の空きコマを活用して学生が支援にあたっているが、実習校への移動を含む教育実習での支援は、時間的余裕のある学生への依頼の偏りなど派遣可能な学生への制限があった。また、実習校の先生方の都合により、予定が間際まで決まらなかったり、当日の変更となることもあった。そこで、実習校へ情報通信機器を持ち込み、現地の音声を大学内で聞くことで遠隔からの支援を可能とした。支援者の確保や突如の予定変更への対応ができるようになった。加えて、コロナ禍においては部外者の立ち入りに制限をかけたり、関係者には2週間前からの検温を課すことがあり、そのような条件下でも遠隔で入力することにより、支援者の調整に影響を受けずに済んだ。

③感染防止の観点から
自宅など離れたところから対応できる支援であることから、コロナ禍においては、支援者の健康と安全を守ることにもつながっている。

課題:
・機材の使用、ネットワークの安定性、実習校での使用について担当者の理解と承諾を得る。
・突発的な機材トラブルにより、遠隔からの支援が十分に行えないことを想定して、対応を検討する。
・支援者の姿が現場からは見えないので、早口になってしまうなどの問題が起こらないよう、現場の情報をコントロールするための方法を検討する。
・支援者からも現場の状況を十分に把握することはできないので、情報の補てんの仕方などを事前に検討する。
・遠隔からの支援のみだと利用学生と支援学生の関係性を築くことが難しい。
  • その他
定期的な学生との面談の実施
学生との面談を定期的に行っている。高校までを聴覚支援学校で過ごし、健聴学生との関係性の構築や、自己認知の点で戸惑う学生も少なくない。将来への希望、課題に対するサポートをはじめ、聴覚障害学生同士の結びつき等にも努めている。
  • 語学における支援
  • ゼミや演習における支援
  • 音声認識技術を用いた支援
  • 大学院生の支援
音声認識システムを活用した情報保障
①オンライン授業における事例
・新型コロナウイルス感染症の影響で、2020・2021年度はオンライン授業が加わり、語学(英語)の講義もリアルタイム配信で行われていた。話される英語をすべて遠隔パソコンノートテイクで入力していくのには限界があるため、Google Meetの自動字幕機能とGoogleドキュメントの音声入力機能を使って情報保障を行った。誤認識については、支援学生が修正を行っていた。
対面授業に戻った2022年度は日本語で話される内容をパソコンノートテイクで入力し、英語で話される内容は音声認識システムを用いるなど併用した形で対応している。
・語学の講義以外のオンライン授業においても以下の②③のような形で音声認識システムを活用している。

②グループディスカッションやゼミにおける事例
発言者が次々と変わるディスカッションやゼミでの情報保障には、発言者の特定や話の流れがつかみにくいなどの課題があった。マイクを接続した音声認識システムを活用することで、発言の重なりを抑制したり、認識率を上げるために話し方を意識したりする学生も出るようになった。(誤認識については、発話者本人または受講生が修正を行っている。)

課題:
・システムの使い方、使用のルールなどのレクチャーを事前にしっかりと行う。
・自分の名前を言ってから発言する。
・表示される文章は、整文性のない話し言葉なので、通常のノートテイクとは異なる特徴があることを意識する。

③発話認識率が高い教員が担当する講義における事例
ディスカッション等を伴わない講義でも教員の発話の認識率が比較的高い講義において、音声認識システムを活用して、情報保障を行っている。誤認識については、支援学生が修正を行っている。
  • 実験・実習における支援
  • 学外での実習等における支援
  • その他
教育実習先の児童生徒に対する自身の紹介用紙の作成
教育実習先では、聴覚障害者と初めて触れ合う児童生徒も多い。
聴覚障害について説明したり、自分が必要とする対応方法を児童生徒に適切に示したりすることも大切なことである。担当する学年に応じて説明方法を検討したり、必要に応じて説明の用紙を事前に準備したりしている。
  • その他
宮城教育大学聴覚しょうがい学生向けガイドブック
これまで宮城教育大学で学んできた先輩聴覚しょうがい学生が、これから学ぶ聴覚しょうがい学生のために作成したガイドブック。情報保障のながれや宮城教育大学の大学生活の実際についてまとめられている。

■目次
情報保障の流れ
情報保障の実際
利用学生の心得
教育実習経験談
事例紹介
在学生からのメッセージ
大学生活がきっと楽しくなるヒント

障害学生支援担当スタッフ

専任/フルタイム 兼任/パートタイム
教員 7名 (室長、副室長、各しょうがい部会長) 0名 ()
職員 0名 () 3名 (コーディネーター)
スタッフが保有している資格 手話通訳士/手話通訳者/臨床心理士/特別支援教育免許/その他 (公認心理師)
※備考:発達障害については、学生相談室などと連携して対応

全学的な支援体制

支援に関する専門委員会 あり/障害学生支援室会議 インクルージョン推進委員会
支援に関する規程 あり/国立大学法人宮城教育大学における障害を理由とする差別の解消の推進に関する規程
http://www.miyakyo-u.ac.jp/about/disclosure/ct11.html
障害学生支援に関連する授業の開講 あり/特別支援教育の基礎を学ぶ講義が1年次の必修講義として設定され、全学生が受講している。
教職員向けのFD/SD研修会の開催 あり/大学のFD・SD研修会を担当する部署との共催で毎年開催している。
支援マニュアル・パンフレット等の作成配布 あり/・しょうがい学生支援室パンフレット ・聴覚しょうがい学生支援 教職員のための手引き ・聴覚しょうがい学生支援の基礎知識 ・しょうがい学生支援室 発達しょうがい部会リーフレット ・しょうがい学生支援室 病弱・虚弱部会リーフレット ・ノートテイカー募集リーフレット
ホームページ等での情報公開 あり/http://shienshitu.miyakyo-u.ac.jp/
障害学生への就職・キャリア支援 あり/・聴覚しょうがいのある現職の教員との懇談会 ・聴覚しょうがいのある社会人による講演
その他 あり/大学組織による打ち合わせ(年2回) 学生相談室、保健管理センターとの連携会議(年2回) 学生相談室、保健管理センターとの実務者打ち合わせ(月1回) しょうがい学生支援室打ち合わせ(月1回)

障害学生の受け入れ実績

( )は現在の在籍数
受け入れ実績あり
受け入れ実績なし
不明
非公開
聴覚障害 ○(4) 言語障害 ○(0) 視覚障害 ○(1)
運動機能障害 ○(1) 発達障害 ○(1) 精神障害 ○(3)
病弱・虚弱 ○(7) 重複障害 その他 ○(2)

障害学生への支援実績(聴覚障害以外)

入学試験の配慮
支援実績あり
支援実績なし
不明
非公開
問題用紙の点訳
問題用紙の拡大
音声による解答
マークシートへの変更
チェックによる回答
パソコンの持参使用
試験時間の延長
照明器具の用意
専用机・椅子の使用
拡大鏡の持参使用
車いす・松葉杖の使用
座席の配慮
別室受験
試験室の変更
介助者の配置
車での入構許可
その他
修学上の配慮
支援実績あり
支援実績なし
不明
非公開
点訳・墨訳
テキストデータ化
教材の拡大
ノートテイク
読み上げサービス
使用教室の変更
実技・実習配慮
教室内座席配慮
専用机・椅子の使用
読み上げソフト使用
録音許可
休憩室の確保
その他 スライド資料の事前提供
定期試験の配慮
支援実績あり
支援実績なし
不明
非公開
問題用紙の点訳
問題用紙の拡大
音声による解答
マークシートへの変更
チェックによる回答
パソコンの持参使用
試験時間の延長
照明器具の用意
専用机・椅子の使用
拡大鏡の持参使用
車いす・松葉杖の使用
座席の配慮
別室受験
試験室の変更
介助者の配置
車での入構許可
その他 回答方法を手書きからパソコン入力へ変更
その他の配慮
支援実績あり
支援実績なし
不明
非公開
学内移動支援
介助者の配置
車での入構許可
その他
備考
問い合わせ先
(障害学生支援について)
しょうがい学生支援室 022-214-3651(TEL/FAX) csd★grp.miyakyo-u.ac.jp(★を@に変えてください。)
問い合わせ先
(入学試験について)
入試課 TEL:022-214-3334 FAX:022-265-3935 web-inquiry★grp.miyakyo-u.ac.jp(★を@に変えてください。)

最終更新日:2022-06-21